計算情報学2 鈴木泰博

最終課題


まず,身の回りにある「現象」をみつけます.

たとえば,

などなど

 

データをとります.

などなど


課題1

ここまでは「関数・方程式」がない世界です.なので,データを「ラグランジュ補間」してみましょう.ラグランジュ補間は本講義では2次まででしたが,もっと高次でもいいかもしれません.ただ,あまり高次にすると振動してしまって「おかしくなる」ことが知られています.


課題1で「なんとなく,動き,がみえてきました」...どんなデータであっても,所詮は「増えるか・減るか」しかありません.なので,

と考えてみます.


課題2 増加・減少の仕組みを考えてみて「ルール力学系」をつくってください.


これで自然現象から数理モデルをつくることができました.

では,つくった数理モデルをうごかしてみましょう.


課題3 課題2で作成したルール力学系を微分方程式系に変換し,オイラー法により数値解をもとめなさい.

オプション


評価基準は以下の通りです.

 

独創性

合理性

考察

S

独自の視点で現象を発見・実験・解析等の検討を行,数理モデルを構築している.

分析・検討・モデル化の合理性が高い

理論的かつ体系的な考察

A

現象を発見・実験・解析等から,数理モデルを構築している.

分析・検討・モデル化の合理性が高い

理論的または体系的な考察

B

現象を実験・解析などで検討し,数理モデル化できている.

論理の一部が曖昧で合理性に欠ける

結果を踏まえた考察

C

既存の現象や解析などを流用

著しく合理性に欠け,理解が困難

既存の結果・考察の言い換え 評価すべき点はない

F

Cに満たない.提出の遅れによる減点のため

同左

同左