複雑システム系演習1(鈴木泰博 担当分)

第4回

ライフゲーム

ライフゲームについての資料にもとづいて演習を行ってください.通常と同様にNUCTから添付で提出してください.資料はここ

課題の提出締め切りに留意してください(最終課題の締め切りとは異なります

 


最終課題(鈴木担当分)について

最終課題は以下より1つを選んで,レポート形式で提出してください.

課題1.

A,X---k1->X,X

B,X-k2->Y

X,X,Y-k3->X,X,X

X-k4->

はBelousov-Zhabotinskii反応とよばれる、非線形化学振動系のモデルである。このモデルではk2,k3のパラメータをうまく変えていくと、安定解(収束)が振動生ずる(Hopf分岐)することが知られている。モデル化した確率的ARMSを用いてその振る舞いを調査しなさい。

課題2.

P --k1-> P,P

P,H -k2-> H,H,V

V,H,C-k3->C,C

C --k4->

は香りにより植物が天敵の誘因を行うことで、害虫を間接的に駆除するある化学生態系をモデル化したものである。Pは植物、Hは害虫、Vは香り、Cは天敵をそれぞれ表している。

  1. このモデルの振る舞いを調査せよ
  2. このモデルからVを消去すると、香りを用いない系(Lotoka-Volterra系)が得られる。Vを用いる場合とVを用いない場合を比較せよ。

課題3.ライフゲームをもちいて,グラーダーを衝突させる実験を行いなさい.いろんな衝突のさせかたを検討して,結果をまとめなさい.


最終課題の締め切り6月30日午後5時

*提出が1日(24時間)遅れるごとに6点(1時間の遅れで-0.25点)づつ減点していきます.


評価基準は以下の通りです.Cが60点に相当します.

 独創性合理性考察
S独自の視点で自ら問題発見を行い,合理的に 数理モデル化できている.数理モデルを,合理的に実装できている.理論的かつ体系的な考察
A自ら問題発見を行い,概ね合理的に数理モデル化できている.数理モデルを,概ね合理的に実装している理論的または体系的な考察
B問題発見を行い,既存のモデルの流用だが, 十分な合理性をもってモデル化できている実装できているが,やや 合理性に欠ける結果を踏まえた考察
C既存のモデルを,言葉だけを変えて使っている. 合理性に乏しい流用しているだけなので 評価すべき点はない既存の結果・考察の言い換え 評価すべき点はない
FCに満たない.提出の遅れによる減点のため同左同左